「私はここにいます。」

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「ラストサムライ」感想。

 年末にテレビで放送していた映画をようやく見れたので、感想など。
 見たのは「ラストサムライ」。
 南北戦争の英雄であるアメリカ人が日本に渡り、軍隊の教官になるが、最初の戦闘で負傷して敵軍の捕虜になり、武士道に触れるというストーリー。
 多くの日本人俳優が出演した事でも話題になった作品です。
 明治維新後の日本を舞台に設定しながら、ほとんどの登場人物とストーリーは完全にオリジナルです。
 舞台セットその他、良くできているけど、やたらお辞儀しまくりだったりとか、「アメリカ人から見た日本人像」は少なからず残っています。
 その点は日本人としてはちょっとがっかり。
 とはいえこれまでの同様の映画などに比べればはるかにマシでしょうが。
 あとはクライマックスで、新政府軍と武士の軍隊が戦うシーンがあるんだけど。
 最新のライフル銃などを装備し、兵力でも勝る軍隊と戦うなら、開けた平地で正面から戦うのではなく、見通しの悪い山道に誘い込み、奇襲を仕掛けるしかないと思うのですが。
 参考文献:「二人の英雄」(笑)。
 まあ、CMなどのプロモーション映像に、甲冑姿のトムクルーズが馬に乗って戦場を駆ける姿を出したかっただけかも知れないけど。
 エンディングもちょっと無理してハッピーエンドの方向で。
 この辺もハリウッド好みの方向なのかな?
 日本製の同時代の作品というと、大抵は全員討ち死にとかの壮絶なのが多いと思うんだけど。
 ちょっと「?」な部分もあるけど、概ね良くできていると思います。
 これを見たアメリカやヨーロッパの人が日本の文化に興味を持って、日本製の時代劇とかを見るようになったら嬉しいなあと思いつつ。

 でわでわ。
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