たまにラノベ感想っぽいものなど。
2ch投稿された「魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」」という作品が話題になり、書籍化されたものです。
略称の「まおゆう」に「魔王勇者」を付け加えて、正式タイトルが1巻のサブタイトルに、という感じ。
個人的には冒頭部分をマンガの動画にした作品を見ていたので、書籍版も買ってみたという流れです。
原作が登場人物の台詞だけで構成された戯曲形式という事で、書籍版でも上下二段に分かれた形式になっています。
本編が長いので、冊数を抑えるとか、色んな理由があるのかも知れないけど、1行が短くなるので、台詞が長いの時に読みづらくなります。
台詞が登場人物事に交互に網掛けがかかったりなかったりしているけど、その辺でミスが多いのも残念なところです。
お子様にも読みやすいようにと、ほとんどのページに解説が付いているけど、読んでいれば流れで何となく意味が分かるような単語にも付いていたり、逆に何でこの単語に付いていないの? 的な事もちょくちょくあったり。
もうちょっとギャグを織り交ぜてみたりとか、ひと工夫あってもよろしかったかなと。
ストーリー的には、魔王を倒そうと乗り込んできた勇者だったが、魔王と手を組んで、貧しい農村を豊かにして戦乱の時代を終わらせようとするお話。
以下、「まおゆう」の経済を始めとする世界観には少々疑問があるので、その辺について書こうと思います。
腕のぷにぷに具合を気にする魔王かわいいよ、と言ってる分には全く無駄なお話なので、見ない方がよろしいかも。
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