「私はここにいます。」

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「時をかける少女」感想。

 今さら感が漂うけど、アニメ感想「時をかける少女」で。
 原作は40年以上前の筒井康隆氏による小説で、何度も映像化され、中でも1983年の実写映画は同名の主題歌と共に印象深い物です。
 ……などと書きながら、テレビCMでよく流れていた主題歌はよく覚えているくせに、原作小説も映画も見ていない私ですが。
 個人的に「時かけ」デビューとなるのが、主人公や設定を一新し、2006年に公開されたアニメ映画版です。
 そんなわけで今さら感が漂うけど、せっかくだから感想など書いてみたいと思います。
 仲の良い男友達からの告白をなかった事にしてしまったり、リセットしてやり直せばいい、と言ってしまうあたりに、現代ナイズされた部分を見出したり。
 タイム・リープ物として、また青春物として、派手さはないものの、手堅くオーソドックスながら丁寧な造りで、とても好感の持てる作品に仕上がっていると思います。
 正直、最近のジブリアニメとか見ているヒマがあったら、こっちを見なさいと言ってあげたい。
 声については賛否の分かれるところかも。
 本職の声優さんはほとんど使っていないという事で、演技力という点では疑問符かも知れません。
 でもずっと見ている内に、時に悩み、時に全力で問題にぶつかっていく、真っ直ぐで不器用な主人公の声は、演技力の拙さがむしろちょうど良いくらいに思えてくるから不思議です。
 となると、周りのキャラもあまり上手だったりすると、主人公が下手に感じそうなので、やっぱりこのままで良かったのかも。
 難しい。
 本職の声優さんを使わないで成功した、希有の一例という事で。

 でわでわ。
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