「私はここにいます。」

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さらにS100FSのお話まで。

 富士フイルムも新機種を発表したので、そのお話も。
 近年のデジタル一眼の低価格化ですっかり存在感の薄くなった、一眼スタイルのコンパクトデジカメ最上位機も新機種FinepixS100FSの登場になりました。
 個人的に先々代に当たるS9000を使っていたので、やっぱり気になる存在です。
 S9000が2005年の登場で、マイナーチェンジのS9100の登場はあった物の、どうしても仕様の古さを感じさせる物でした。
 命名の規則まで変えるあたりに富士フイルムの気合いのは入りようを感じますが、S100FSの仕様もそれに負けない物です。
 これまでの28〜300mm相当の10.7倍ズームから望遠側が伸びて、28〜400mm相当の14.3倍ズームに。
 待望の手ぶれ補正も装備し、背面液晶も2.5型になるなど、基本スペックも充実。
 2/3型の1110万画素スーパーCCDハニカムに、S5Proを思わせるフィルムシミュレーションとダイナミックレンジ拡大機能も装備しました。
 スペックを見る限り、これ1台あれば大抵の被写体に対応できるんじゃないかという仕様です。
 これから一歩本格的な撮影にチャレンジしたいという人にお勧め、と言いたいところですが。
 旧S9000ユーザーとしては気になる変更点もあります。
 緊急時に調達が容易な単三電池仕様じゃなくなった事もあるし、CFとxDピクチャーのダブルスロット仕様から、SDとxDピクチャーの組み合わせになった事も。
 今から買おうという人はその方が良いかもしれないけど。
 細かいところでは、EVFが小型になったし、汎用のケーブルレリーズが使えなくなった事も残念です。
 さらに連写速度は向上しながら、連写枚数は減ったのも残念です。
 サンプル画像を見る限り、画質も良くなったように思います。
 ハニカムCCDのせいか、それとも小型CCDと高倍率ズームレンズの組み合わせのせいか、解像力という点ではあまり良くないように思えますが、発色についてはデジタル一眼にも引けを取らないかも知れません。
 一方でデジタル一眼とレンズ一本という組み合わせと同じくらいの大きさと重さ、そしてデジタル一眼の機種によってはWズームセットや高倍率ズームレンズの組み合わせと同程度の10万円近い価格をどう評価するか、という事ですが。
 デジタル一眼に負けない部分は色々とあるけど、どうしてもS100FSじゃないと、という魅力が感じられないのが残念です。
 そういう意味で、カシオのEXILIM PRO EX−F1とは全く違うカメラなんだなあと思うのですが。

 でわでわ。
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