「私はここにいます。」

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一眼レフ最後の日?

 先日、パナソニックから新しいデジタル一眼レフ、LUMIX DMC−L10が発表されました。
 昨年発売された同L1はオリンパスE−330をベースに、シャッターダイヤルとレンズ側の絞りリングを備える、昔ながらのアナログテイストな操作系と、ペンタ部のないレンジファインダー風のデザインを持ったデジタル一眼レフでした。
 対して下位機種に当たるL10は、オリンパスE−410/510をベースにしていると見られ、二つの電子ダイヤルとペンタ部を持った、普通のデジタル一眼レフのデザインを採用しています。
 特徴は、何と言ってもさらに進化したライブビュー。
 E−330以来のバリアングル液晶、しかもE−330のは上と下にしか向かないタイプでしたが、L10では2軸式の液晶を備え、縦位置でのローアングル&ハイアングル、自分撮りにも対応できそうです。
 さらにデジタル一眼レフとしては初めて撮像素子によるコントラストAFにも対応。
 ライブビュー中でもミラーのアップダウンなしにAF撮影が可能になりました。
 また、通常のAFセンサーではAFエリアが3点になりますが、コントラストAFでは9点になり、顔認識AFも利用可能になります。
 ちなみに先に発表されたニコンD3やD300もコントラストAFに対応していますが、発売はL10の方が先になりそうです。
 ここ最近、キヤノンにニコン、ソニーと新型デジタル一眼レフの発表が続きましたが、一番興味深いのはこのL10かなと。
 いざ買うとなると、レンズラインナップも不足しているし、手ぶれ補正内蔵のライカDレンズはかなり高いし、という事が障害になりそうです。
 オリンパスやシグマのフォーザーズマウントレンズも使えるけど、手ぶれ補正も付かないし、肝心のコントラストAFも使えないし。
 それよりも、ちょっと想像してみて面白いのは、いずれコントラストAF対応レンズが充実してくると、伝統の一眼レフファインダーがなくなる日が来るんじゃないかと。
 現状でコントラストAFの速度や精度がどの程度のものかわからないし、EVF向けの小型液晶の性能向上も待たなくちゃいけないけど、そうなるとコスト高の要因になる一眼レフファインダーは必要なくなるわけで。
 レンズ交換式でライブビュー専用の、見た目はレンジファインダー的だけどAFもできるデジカメ、というのも面白そうです。
 ……そうなってくると、ライカDレンズの重さと大きさがネックになってくるわけですが。
 もしそう遠くない未来、一眼レフファインダーがなくなる日が本当に来たとしたら、L10は初めてコントラストAFに対応したカメラとして、歴史に名を残す事になるかも? かも?

 でわでわ。
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