「私はここにいます。」

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ようやくスカーレット感想。

 危うく忘れそうになっていたけど、スカーレットの感想です。
 スカーレットは「みずいろ」や「ラムネ」などを発売したねこねこソフトの最後の作品です。
 ネタバレはほとんどないけど、プレイ中の方や読みたくない人は下の「続きを読む」をクリックしない方向で。

Scarlett (スカーレット) 初回版
 まだ購入していない人は上の画像をクリック、という事で。
 今までは「みずいろ」や「ラムネ」といった明るい恋愛物、あるいは「銀色」や「朱」といった暗めの伝記物だったりファンタジーだったりをリリースしてきたねこねこソフトでしたが、今回のスカーレットはそれらのイメージから一転、世界各地を舞台にして諜報活動をしたりするような、作品です。
 「渋めのエンタメを目指して」との事です。
 まずはシステム。
 システム的にはオーソドックスなノベルゲームスタイルで。
 あまり使う機会はないけど、前作「サナララ」から引き継いだというあらすじシステムが便利。
 プレイ中に出てきた難しい用語を説明してくれる辞典システムは、大抵の用語が本編中でわかりやすく解説してくれるのもあって、必要なかったかも。
 ずっと前に同様のシステムを採用したチュンソフトの「街」のように、辞典自体を楽しくして欲しかったところです。
 音楽。
 ボーカル曲はイメージ的には「朱」に近い雰囲気で。
 歌うのは有名なKOTOKOさんとかだけど、個人的にはねこねこソフトといえば佐藤裕美さんというイメージなので、最後の作品でも起用して欲しかったところです。
 グラフィック。
 女の子はこれまで通り可愛く、一方で軍用機とかヘリとか、きちんと書き込めているかと。
 シナリオ。
 きつい事を書こうと思えばいくらでも書けるけど、最後の作品という事なので、今回は良かった事ばかり書こうかと。
 軍用機とか世界情勢とか、よく勉強して書いているかと。
 一方で今まで通り女の子とのかけ合いとかも楽しかったり。
 ちょっと暗いけど、しずかの出生に関わる第3章はねこねこソフトの作品の中でも屈指の出来かと。
 「渋めのエンタメを目指して」との事だったけど、「本気で渋いエンタメ」にはなっていないところが絶妙なところかと。
 そうだったらねこねこソフトらしくなくて、がっかりしていたところです。
 おまけ。
 ある意味で本編より重要かも。
 今まで通りHあり、ショートストーリーありという感じで。
 ねこねこファンなら涙なくしては語れない内容ばかり。
 総評。
 ねこねこソフト最後の作品という事で、スタッフの方達が納得のいく作品になっているのなら、何も言う事はないかと。
 何本かゲームをリリースして、そのままホームページが更新されなくなって、いつの間にか立ち消えしていくメーカーも少なくない中で、これが最後と決めて作品をリリースする潔さが、何よりもねこねこソフトらしく。
 今までのねこねこソフトの作品をやっていない人にはお勧めできないけど、これまでの作品が好きな人は、まず買って懐かしさに浸りつつねこねこソフトの最後を見守るべし!

 でわでわ。
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