「私はここにいます。」

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SDとSDHCと。

 K10DはSDHCに対応していますが、私があえて買ったのは2GBのSDカード。
 ちなみにカードリーダーもSDHC対応。
 SDカードを選んだ理由は、S9000での経験から2GBあれば足りるかなと思ったから。
 でも連写速度が速くなったし、枚数制限もないから、ちっとも足りなさそうな感じです。
 キャンペーンで1GBのSDカードがもらえる予定だから、買い足す必要はないと思うけど。
 もうひとつ、あえてSDカードを選んだ理由は、高速なSDカードであれば、SDHCより読み書きの速度が速いから、というのもあります。
 ついでにSDとSDHCの違いの解説でもしてみましょうか。
 基本的にSDHCはSDの後継の規格という事になります。
 デジタルビデオカメラで動画を保存する事を見据えて「SpeedClass」という最低記録速度保証を導入した事が特徴のひとつですが、ファイルシステムの変更により2GBを超える容量を実現できるようになった事の方が気になるところです。
 SDカードはFAT16というファイルシステムでしたが、SDHCはそれを拡張したFAT32を採用しています。
 大雑把に言うと、FATとはデータを保存する目次のようなもので、FAT16では2GB分の目次しかありませんが、FAT32では2GBを超える量の目次を用意している、という事です。
 ところが目次の量が増えたFAT32では、ひとつひとつのファイルがより細かく分かれて保存されるため、読み書きに余計に時間がかかる、という訳です。
 同じお話がもう10年近く昔、パソコンのHDDでも起きました。
 Windows95ではファイルシステムにFAT16を採用していたため、2GBを超えるHDDが登場しても、パーティションを分けて使わなくてはなりませんでした。
 FAT32に対応したWindows98が登場して、ようやく2GBを超えるパーティションを使えるようになりました、という訳です。
 それにしても、Windows95なんてちょっと前の事のような気がしてたのになあ。
 あんなでっかいHDDにしか保存できなかったデータが、今はこんな小さなSDカードに……。
 歳がばれるなあ。

 でわでわ。
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