高感度と手ブレ補正と私。
私の愛機、S9000は高感度に対応。
高感度、と言われてもわからない人も多いと思うけど、その前にまずは手ブレのお話から。
写真を撮るという事は、フィルムカメラならフィルムに、デジカメなら光を感知するセンサーであるCCDに、一定時間、光をあてるという事です。
この光をあてている間にカメラが動いてしまうと、撮影した映像がある方向に流れてしまったりする、手ブレという現象が発生してしまいます。
手ブレが発生しやすいのは、まず暗い時。
暗い時は明るく写すためにためにシャッタースピードを遅くしてたくさん光をあてる必要がありますが、それだけ手ブレが発生しやすくなります。
もうひとつ、手ブレが発生しやすい条件として、望遠レンズを使う時が挙げられます。
カメラが少しだけ動いたとしても、遠くの物を大きく拡大する望遠レンズの場合はブレも大きく拡大されるので、手ブレが発生しやすくなります。
対応策として、明るくしてやれ、という事でフラッシュを使う、という方法があります。
でもフラッシュは幾つか欠点があって、まず公共の場では迷惑だという事。
それから近くの物は明るく、遠くの物は暗く写る、という特性があって、近くの人物はちょうど良くても、遠くの背景は真っ暗、という事になりがちです。
さらにキャンドルや赤色電球の雰囲気の良い明かりを打ち消して台無しにしてしまう事もあります。
で、ようやく高感度に話が戻りますが、同じ光でも明るく写るのが高感度、という事です。
暗くてもシャッタースピードを速くできるので、手ブレが発生しにくい、という事になります。
欠点はというと、感度を高くすると一般的に画質は悪くなります。
ノイズが発生したり描写が甘くなったり色調が変わったりします。
S9000のような高感度対応を謳うデジカメだと、高感度にしても実用に耐える画質が得られるという事ですが、機種によって使える画質が得られる感度は違ってきます。
対して手ブレ補正という技術があって、こちらは物理的に手ブレを打ち消してやれ、という事で、ブレるのと同じ方向にレンズやCCDを動かして手ブレを防ぐ、という技術です。
私のもう1台の愛機、FX01はこちらの手ブレ補正を搭載しています。
一般にシャッタースピードにして2段から4段分くらいの効果が得られるようです。
ついでに電子式手ブレ補正という技術もあって、こちらは撮影後の画像に手を加えて手ブレを消す、という技術ですが、効果が少なかったり撮影後に時間がかかったり描写が甘くなったりするので、あまり普及していません。
で、手ブレ補正の欠点はというと、手ブレは防げても被写体ブレは防げないという事。
光をあてている間に、カメラだけでなく被写体も動いている場合があるわけですから、こちらが動いている分には手ブレ補正では防げません。
でも場合によっては被写体ブレが起きた方が、雰囲気が上手く出る事もあるので、一概に善し悪しは決められませんが。
で、どちらがいいのかな? というお話になりますが、個人的には高感度にも手ブレ補正にも対応して欲しいし、デジカメメーカーもそういう流れになっているようです。
どんな明るさでも、好きなシャッタースピードで撮れるようになったら素晴らしい事だなあ、と思うのですが。
高感度でも手ブレ補正でもしっかりカメラを構えて撮影する事が大事な訳ですが。
その辺の話はまたの機会にという事で。
でわでわ。
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高感度、と言われてもわからない人も多いと思うけど、その前にまずは手ブレのお話から。
写真を撮るという事は、フィルムカメラならフィルムに、デジカメなら光を感知するセンサーであるCCDに、一定時間、光をあてるという事です。
この光をあてている間にカメラが動いてしまうと、撮影した映像がある方向に流れてしまったりする、手ブレという現象が発生してしまいます。
手ブレが発生しやすいのは、まず暗い時。
暗い時は明るく写すためにためにシャッタースピードを遅くしてたくさん光をあてる必要がありますが、それだけ手ブレが発生しやすくなります。
もうひとつ、手ブレが発生しやすい条件として、望遠レンズを使う時が挙げられます。
カメラが少しだけ動いたとしても、遠くの物を大きく拡大する望遠レンズの場合はブレも大きく拡大されるので、手ブレが発生しやすくなります。
対応策として、明るくしてやれ、という事でフラッシュを使う、という方法があります。
でもフラッシュは幾つか欠点があって、まず公共の場では迷惑だという事。
それから近くの物は明るく、遠くの物は暗く写る、という特性があって、近くの人物はちょうど良くても、遠くの背景は真っ暗、という事になりがちです。
さらにキャンドルや赤色電球の雰囲気の良い明かりを打ち消して台無しにしてしまう事もあります。
で、ようやく高感度に話が戻りますが、同じ光でも明るく写るのが高感度、という事です。
暗くてもシャッタースピードを速くできるので、手ブレが発生しにくい、という事になります。
欠点はというと、感度を高くすると一般的に画質は悪くなります。
ノイズが発生したり描写が甘くなったり色調が変わったりします。
S9000のような高感度対応を謳うデジカメだと、高感度にしても実用に耐える画質が得られるという事ですが、機種によって使える画質が得られる感度は違ってきます。
対して手ブレ補正という技術があって、こちらは物理的に手ブレを打ち消してやれ、という事で、ブレるのと同じ方向にレンズやCCDを動かして手ブレを防ぐ、という技術です。
私のもう1台の愛機、FX01はこちらの手ブレ補正を搭載しています。
一般にシャッタースピードにして2段から4段分くらいの効果が得られるようです。
ついでに電子式手ブレ補正という技術もあって、こちらは撮影後の画像に手を加えて手ブレを消す、という技術ですが、効果が少なかったり撮影後に時間がかかったり描写が甘くなったりするので、あまり普及していません。
で、手ブレ補正の欠点はというと、手ブレは防げても被写体ブレは防げないという事。
光をあてている間に、カメラだけでなく被写体も動いている場合があるわけですから、こちらが動いている分には手ブレ補正では防げません。
でも場合によっては被写体ブレが起きた方が、雰囲気が上手く出る事もあるので、一概に善し悪しは決められませんが。
で、どちらがいいのかな? というお話になりますが、個人的には高感度にも手ブレ補正にも対応して欲しいし、デジカメメーカーもそういう流れになっているようです。
どんな明るさでも、好きなシャッタースピードで撮れるようになったら素晴らしい事だなあ、と思うのですが。
高感度でも手ブレ補正でもしっかりカメラを構えて撮影する事が大事な訳ですが。
その辺の話はまたの機会にという事で。
でわでわ。
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