「ビートたけしのTVタックル」と「カンブリア宮殿」を見ていた。
今日も写真は9月27日の炭鉱メモリアル公園で。
向きが変わっています。
昨日は夜も仕事のはずが、直前に行かなくて良くなったので、家に帰ってTVなど見ていました。
で、夜9時から見ていたのが「ビートたけしのTVタックル」。
長妻厚生労働大臣VS厚生労働省の官僚という感じで、年金問題などを扱っていたのですが。
その中で新型インフルエンザのワクチンが不足している問題も扱っていました。
新型インフルエンザのワクチンを生産している国内メーカーが中小の4社に限られるのは、厚労省の役人が天下りして独占的に販売させているからで、そのために新型インフルエンザのワクチンが不足しているという主旨でした。
で、「TVタックル」が終わって、夜10時から他局の「カンブリア宮殿」を見ました。
こっちは1時間まるまる新型インフルエンザ特集で、もちろんワクチンが不足している問題も扱うわけですが。
そもそも日本では従来の季節性インフルエンザワクチンによる薬害訴訟で国の敗訴が続いたため、幼稚園や学校での集団接種が原則廃止。
インフルエンザワクチンの需要が激減したため、大手製薬メーカーが撤退し、中小の4社だけが残った。
国内では中小の4社しかワクチンの製造設備や技術がないから、その4社だけで急に新型のワクチンを生産しろと言われても、足りるはずがない、という主旨で。
「ビートたけしのTVタックル」では、大手にも技術があってやろうと思えば簡単にワクチンを大量生産できるという前提で、「カンブリア宮殿」では天下りのあの字も出ないで。
同じ問題が二つの番組で、何故か全く違う事を原因としています。
どちらが正しいのか、視聴者の一人に過ぎない私に検証する術はないけど。
ワクチンを生産していない大手、生産している中小の4社、それぞれの名前を挙げる事も、インタビューする事も、どれだけ厚労省から天下りしてきた役員がいるか、検証する事もなく天下りのせいと決めつける「ビートたけしのTVタックル」と。
かつてワクチン生産の大手だったタケダ製薬が撤退した事を指摘し、ワクチン生産を続ける中小4社の名前を挙げ、その中の一つである竹柴研究所にインタビューを行なっている「カンブリア宮殿」と。
どちらがより説得力があるか、自明だとは思いますが。
みなさんはどちらが正しいと思いますか?
でわでわ。
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