「私はここにいます。」

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「けいおん!」終了につき感想。

5月16日の百合が原公園その17。

 今日も写真は5月16日の百合が原公園で。
 またチューリップと見せかけて白梅で。

 今日のアニメ感想は「けいおん!」が終了したので。
 今期最も注目を集め、人気の高い作品が「けいおん!」でした。
 でもこれから書く感想は「けいおん!」が好きな人に不快な思いをさせてしまいそうなので、そういう人は続きを読まない事をお勧めします。
 注目作という事で我慢しながら最後まで見たけど、結局最後の最後まで良い印象はどこにもありませんでした。
 音楽用語もろくに勉強せず、練習しないで遊びまくり、楽器を粗末に扱う事で笑いをとる、音楽をなめているとしか思えない薄ら寒いほのぼの日常系4コマと称する原作。
 そこに京アニが自分達がやりたいというだけでまっとうな音楽アニメの要素を考えなしに盛り込みましたが、これは水に油を注ぐような物。
 ある場面では「毎日練習するから」と言いつつ、練習もしないで音楽室でお茶して、それなのに天才設定で上達しつつ、努力を積み重ねた結果みたいな達成感とか。
 原作の薄ら寒さにアニメオリジナルの白々しさが加わって、もう何が何やら。
 いざ学祭ライブという時になって部活として認可されていなかったり顧問もいない事に気付いてみたり、顧問に指摘されてボーカルがない事に気付いてみたり、最初の学祭ライブの時にはなくても問題なかったバンド名でしたが、2度目の学祭ライブの時には何故か「放課後ティータイム」という音楽と何も関係がない、そんなに練習するのがイヤなのかという名前を付けて感激する始末。
 肝心要の演奏シーンですが、最初の学祭ライブでは曲の雰囲気と合わないPVを上演しつつ、ステージで転んでパンツ見せたら何故か大好評。
 新歓ライブでは4曲演奏した事になっているけど、描写されたのはワンコーラスもなくて、しかもボーカルの唯が演奏に夢中で歌うのを忘れたところを澪がフォローする、見ている側にとっては残念な場面、なのに唯よりずっと上手いはずの梓が感激して入部という意味不明な展開。
 2度目の学祭ライブでは、お客さんそっちのけで仲間内で謝ったり許したり演奏したり。
 演奏技術以外は特に進歩した形跡はないのに、何ですか?
 あの何か達成しちゃった感は?
 最後まで見たけど、この軽音部の面々はどんな音楽、どんなバンドを目指しているのか伝わってこないし、「けいおん!」のシナリオライターさんは音楽をなめきっているとしか思えないし、より言えばアニメその物をなめきっているとしか思えないし、視聴者さえもなめきっているとしか思えませんでした。
 じゃあそんな「けいおん!」がどうして売れたかというと、「澪は俺の嫁!」とか「唯と同じギター買っちゃった」とか馬鹿話をするのに都合が良かっただけ。
 自分達がなめられているのに気付いていないのか? あるいは気付いていないふりをして盛り上がっていたのか?
 そういう人達があまりにも多いから困った物です。

 でわでわ。
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