「私はここにいます。」

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デジスコと私。

 近年、バードウォッチャーの間でデジスコというのが流行っているようです。
 デジスコとは野鳥観察向けのフィールドスコープとコンパクトデジカメを組み合わせて、35mmフィルムカメラ換算で1000mm超の望遠撮影を実現する、という技術です。
 受光面積の大きなフィルムカメラに比べて、小さいデジカメの方が超望遠を実現しやすいという特性を生かした物です。
 最近ではフィールドスコープのメーカーでも専用のアダプターを用意してくれているし、アダプターを自作するのも楽しみという人も少なくないようです。
 面白そうだなあという事で、私も色々調べてみました。
 まず調べてみたのは富士フイルムですが、富士では同社の現場用デジカメBIGJOB用のアダプターしか用意してません。
 ほとんどのフィールドスコープは防滴構造なので、同じく防滴構造のBIGJOBを組み合わせると、雨でも平気で撮影できるシステムができるわけです。
 でもBIGJOBは防滴構造の分、お値段も高いし、機能的にも見劣りする部分が。
 本当に業務用のシステムかと。
 次に調べてみたのは、光学機器メーカーのKOWA。
 デジカメを作っていないメーカーなので、他社デジカメと組み合わせやすい、汎用性の高いアダプターが充実しているのが特徴です。
 ここだとS9000でもシステムアップができますが、重量的に厳しそうです。
 ちばみにほぼ一眼レフのS9000は58mmと大きいフィルター径なので、ちょっと特殊なシステムを組む必要があります。
 ケーブルレリーズがそのまま付くのはメリットですが。
 FX01でも計算してみましたが、何だかんだと細かいアダプターが余計に必要だったりして、お値段的にはS9000と同じくらいの13万円くらいになりそうです。
 KOWAは対物レンズ径50mmのスコープだとアイピース固定なので、使えるデジカメが限られてきます。
 60mm以上のスコープだと明るいのはいいけど、お値段と重さ的にはきつくなってきます。
 実は一番良さそうなのはニコンです。
 同社製のデジカメ向けのアダプターが充実していて、大半の同社製デジカメと、安心確実に、かつ安く組み合わせられます。
 計算してみると、COOLPIX P4と60mmのフィールドスコープを組み合わせても13万円くらい。
 50mmのスコープだと10万円くらいですみそうです。
 デジスコじゃないけど、フォーサーズのデジタル一眼にシグマの500mmまでの望遠ズームを組み合わせるという手も。
 他社のAPS−Cサイズのデジタル一眼だと750mmですが、フォーサーズだと1000mm相当になります。
 ここからデジタルズームやテレコンを組み合わせると、充分にデジスコに匹敵できるかと。
 お値段的にはE−500と組み合わせて20万円くらいだからちょっと厳しいけど、画質その他でメリットは大きいかと。
 結局はお金もないし、といういつもの結論に落ち着くわけですが。
 そこまでする必要あるかな? という理由もあるし。

 でわでわ。
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