2003年3月のひとりごと

 2003年3月のひとりごとです。


2003/03/31
 どうも「マヴラヴ」のアンリミテッド編はどのキャラでもほとんどシナリオに違いがないようなので、適当なところで切り上げようかと思います。
 「結い橋PRO」は「結いぱち」が途中で詰まってしまったので、攻略情報が出てくるのを待とうかなあという状態。
 なので適当なところで切り上げて創作活動に専念しようかなあと思っています。
 ……あ、同人ゲームがやりかけだった。
 あとは使ってないチャットを違う奴に変えてみようかとか、投票フォームで何を集計するかを思案中。
 ついでにメインPCのMTV2000をサブPCに移し替えて、メインPCはゲームや小説執筆、インターネットなどに専念させようかとか、MTU2400を買って、2台で同時録画できるようにしようかとか、でもお金ないし、とか計画中。
 でも面倒なので何もしないかも。

 でわでわ。


2003/03/29
 「結い橋PRO」届きました。
 現在プレイ中。
 だけどやっぱり「マヴラヴ」を先に進めた方がいいかなあと思う今日この頃。
 それと念願のマイカー購入が実現しそうな感じ。
 詳細は後日!

 でわでわ。


2003/03/27
 PDA購入からほぼ1ヶ月。
 当初は本当に役に立つのかどうか不明でしたが、いざ使い始めると、外出中のちょっとした時間にインターネットしたり、意外に楽しいです。
 PocketPCというだけあって、本当にポケットに入れて持ち運べる大きさと、起動を待たされないのはやっぱり幸せです。
 ……でもまあ、さすがに画面サイズが240X320というのは悲しいです。
 ホームページのレイアウトがかなり崩れちゃうんで。
 テキスト系はともかく、画像を多用したページはボロボロです。
 というわけでVGA表示できてキーボードも付いているLinuxザウルスがちょっと欲しかったりするのですが。
 バッテリーが保たないのとATOKが使えないのと、cdmaone携帯が使えないので二の足を踏んでいる状態です。
 ……っていうかお金もないし。
 cdmaone携帯も、毎回インターネットの度に接続するのが面倒です。
 意外とパケット通信料も高いし。
 PHSカードだと付けっぱなしでいいし、128kbpsで接続できるし。
 将来の動向を見ながら色々と考えてみたいです。

 でわでわ。


2003/03/25
 むう、今日はいよいよ時間がないです。
 っていうかもう仕事に行く支度しないといけないのに。
 というわけでこの辺で。

 あ、数日前にどさくさに紛れて「私の自己紹介」を更新しておきました。
 気付きました?

 でわでわ。


2003/03/23
 またまた久部蝉さんからイラストをいただきました。
 ありがとうございます〜。

 ここ数日、マジで忙しいです。
 寝て仕事すると、残りはインターネット巡回とホームページ更新するくらいしか時間がないです。
 ううむ、ゲームやりたい、小説読みたい、小説書きたい……。

 でわでわ。


2003/3/21
 「マヴラヴ」、エクストラ編を順調に進行させて、クラスメート6人の攻略を達成。
 したところで飽きてきたので、最後に残ったまりも先生をどうしようかと思案中。
 とりあえずアンリミテッド編に逃亡してみようかなと思いつつ、少し減らしたはずの小説がまた回復。
 しかも衝動買いした同人ソフトもあるし。

 PDAの手帳型ケースを購入。
 だけどこれを付けるとクレードルが使えない事が判明。
 LAN経由でのActiveSyncが使えてれば問題ないんだけどなあ。
 要USBシンクロケーブル?

 でわでわ。


2003/03/19
 とりあえず「マヴラヴ」の進行に専念する今日この頃。
 これが終わったら小説を書こう、とか思いつつ、その頃には「結い橋PRO」が届くのは明白。
 だけど今月購入のゲームは「結い橋PRO」だけだからなあ。
 スケジュール的にはちょっと楽かも。
 ……エロゲー月に2本というのには無理があると思った、そんな日の事。

 でわでわ。


2003/03/17
 ようやくLANケーブルを購入。
 これでPC2台とPDAが同時にネットワークに参加。
 ……3つ同時に起動する事はないけど。
 細いケーブルを探していたら、イヤホン並みに細いケーブルを発見。
 こんな細くて大丈夫かいな? とか思ったけど、大丈夫でした。
 ついでにダウンスキャンコンバーターも購入。
 ちょっと画質は落ちるけど、何とか実用には耐えられそうです。
 グラフィックカードも変えた方が画質が良くなるかな?
 暇な時に試してみようっと。
 ちなみに目的は内緒という事で。
 ……980円のLANケーブルのついでに9800円のダウンスキャンコンバーターを買う私って?

 というわけで「Routes」感想後編。
 5人のヒロイン個別シナリオをクリアすると、Routesというシナリオがプレイできるようになります。
 内容的には、皐月、ゆかり、リサとそれぞれ仲良くなっていて、3人ともそれなりに活躍。
 ついでに個別シナリオでは直接対決がなかったラスボス篁総帥との対決が実現します。
 ……これ以上書く事がないんですよねえ、このシナリオって。
 タンカー消失事件とか古美術品収集事件とかに一応のタネ明かしは付いてるけど、いかにも後から理由付けましたっていう、取って付けたような感じなのでがっかり。
 どうしても存在意義が感じられないシナリオでした。
 いよいよ最後、Rootsシナリオ。
 これまでのハードボイルドっぽいシナリオから一転、鎌倉時代や日本神話まで遡って、退魔物っぽい展開になります。
 個人的には「Routes」の中で一番好きなのがRootsシナリオの鎌倉時代編だったりします。
 しかし一方で、他のシナリオとの関わりの薄さ、これまで築き上げてきたシナリオの最終的な結末がこれでいいのか? という点では疑問が残ります。
 本当の最後、おまけシナリオ連帯責任。
 LeafVisualNovelSeriesお約束の世界観ぶち壊しのおまけシナリオ。
 それなりには面白いけど、もっと色々とぶっ飛んでいても良かったかなあという気はしますが。
 後は全体を通して細かい指摘など。
 まず主人公のライバル、醍醐。
 紛争中の各国からのラブコールが絶えない、優秀な傭兵隊長。
 主人公と何度も戦い、因縁浅からぬ間柄。
 ……という設定はいいとして。
 主人公のライバルとしては物足りない、ただの雑魚っぽい外見はどうにかならなかったのでしょうか?
 シナリオ的にも、ほとんどのシナリオでろくに過去のエピソードを出さないまま、ただ戦闘、ドーピング、という感じで、ただの戦闘バカとしか思えませんでした。
 もっとプライドが高い部分とかを強調した上で、理性を捨て去るドーピングという手段を選んだりすると良かったと思います。
 ドーピングについても、皐月シナリオ、ゆかりシナリオ、リサシナリオ、Routesシナリオと、登場する度に使いまくりです。
 個別シナリオではドーピングはせずに、前述のプライドが高い部分を強調して、最後の出番になるRoutesシナリオだけで使ったりすると、個別シナリオでは幅を広げる余地が出てきますし、Routesシナリオでも「うわっ、今まで倒すのに苦労してきた醍醐がさらにパワーアップ!? マジかい!?」みたいな感じになると思います。
 で、後は主人公。
 世界ランキング1位のエージェントのくせに、今ひとつパッとしない主人公。
 純粋な戦闘能力ではリサや醍醐と互角、情報収集とかは相棒のエディに任せきり。
 ……考えてみたら、主人公も醍醐と同じくただの戦闘バカかも。
 さすがは世界ランキング一位! みたいな場面が欲しかったかも。
 シナリオ総評。
 個別シナリオについては、恋愛部分はなかなか楽しく書けていると思います。
 一方でハードボイルド部分になるとハードボイルドになり切れず、事件の真相とかも適当な解説だけですまされちゃいますし、ただのヒーロー物という感じになってしまいます。
 それはそれで悪い事じゃないけど。
 シナリオ構成を見てみると、何も考えていないんじゃないか? と思ってしまいます。
 個別シナリオの、攻略できる順番の制御とかも結局必然性は感じられませんでしたし。
 総評。
 LeafVisualNovelSeriesVol4と銘打たれた本作。
 結局、前三作にはやはり及ばなかったかなあという印象。
 でも最近のゲームの中では良くできているのではないでしょうか。
 っていうか、面白かったです、はい。
 それぞれのシーン個別に見ていくと悪くないんだけどなあ。
 もったいないです。
 これからのLeafには期待してもいいかなあとか思いました。
 色々な意味でハードボイルド(固ゆで卵)になり切れず、半熟卵になってしまった本作。
 それが嫌いじゃないなら。

 でわでわ。


2003/03/16
 あまり「マヴラヴ」に集中し過ぎると「Routes」の感想に書こうと思っていた事を忘れてしまいそうなので、今日は皆さんお待ちかね〜? 「Routes」の感想です。
 「Routes」はLeafが過去に発売し、好評を博したLeafVisualNovelSeries三作、雫、痕、ToHeartに続く第四作目として発売したWindows用18禁ゲームです。
 雫が夜の学校を舞台に、人を操る電波な人とかが出てくるお話。
 痕がひなびた温泉街を舞台に、鬼の血を引く一族が背負う宿命を描いたお話。
 ToHeartが春の高校を舞台にした、一見するとごく普通の恋愛ゲーム。
 対して「Routes」は、世界ランク1位のエージェントでありながら、普段は普通に高校生活を送る主人公が謎のタンカー消失事件などを追いかけるという、前3作とは大きく趣向を変えた作品です。
 ……前作ToHeartの発売から6年近くが過ぎ、スタッフの多くが入れ替わっているというのもあるのでしょうが。
 システム。
 ごくありがちな全画面にテキストが表示されるタイプ。
 ……LeafVisualNovelSeriesなんだから当たり前だけど。
 特筆事項は特になしだけど、セーブ画面などで画面端の方に現在流れているBGMのタイトルが表示されるのがちょっと嬉しいです。
 グラフィック。
 ToHeartやホワイトアルバム、誰彼といった一連のLeaf作品で原画を務めてきたカワタヒサシ氏の原画。
 今回はアニメ塗りなので、カワタヒサシ氏らしい雰囲気はあまり感じず。
 ファンの方には寂しいだろうけど、より一般ウケするんじゃないかなと。
 音楽。
 ゲーム音楽といえばLeafというくらいに一世を風靡したLeafサウンドは健在。
 要所要所でゲームを盛り上げてくれます。
 ボーカル曲は3曲。
 どれもいい曲だけど、中でも私のお気に入りは「君をのせて」。
 私的エロゲーボーカル曲、2003年度の世界ランキング1位という事で。
 シナリオ。
 スパイ物という事もあり、軽快に読み進める事をモットーにしたと思われる文章。
 一方で助詞の省略を多用する傾向が強く、単語の区切りがわかりづらい箇所が多数。
 読点「、」を入れるとかの配慮が欲しかったところです。
 あとは会話で誰がどの台詞をしゃべっているのかわかりづらい場面も何カ所か。
 特に主人公と皐月は言葉遣い的にも話す内容的にも紛らわしい事が多く。
 ここからは個別のシナリオ、クリアした順で。
 1人目、皐月シナリオ。
 主人公の同級生で、明るく元気で気が強くて料理上手というお約束キャラ。
 最初は「喧嘩するほど仲が良い」的などつき漫才をする二人ですが、物語が進行すると、見ている方が恥ずかしくなるようなラブラブっぷりが楽しいです。
 一方で気になったのが宿敵、醍醐との戦闘シーン。
 主人公との因縁、ドーピングによる体力強化、草薙の剣(偽)、皐月とのコンビネーションと様々な要素を盛り込みながら、上手くいってるのは最後のひとつだけ。
 ……相手の心臓に突き刺しておきながらとどめを刺せない剣を「こんな強力すぎる剣、俺には必要ないです」みたいに言われてもねえ。
 必要のない要素はすっぱり切り捨てないと、肝心な事が書けないですよ!
 2人目は強制的に七海シナリオか夕奈シナリオに行く事になる仕様なので、七海シナリオの方へ。
 死亡した和田というエージェントの手記を読み進め、足取りを調べる一方、和田が生前、接触していた七海と関わっていくという構図。
 ……どうしてもエージェント和田というと、某特命リサーチという番組に出てきた、ドジで大食いで業績を上げている様子が全くなかった人物を思い出すのですが。
 閑話休題。
 タンカー消失事件とも関わりのある「ハーバーサンプル」とそれを巡る顛末も、次第に距離を縮めていく主人公と七海の微笑ましい関係も良かったのですが。
 結局、この二つの繋がりのなさはどうにかならなかったんでしょうか。
 それだけが気になったところです。
 3人目からは全キャラが攻略対象になるので、ゆかりシナリオ。
 皐月と同じく主人公の同級生。
 頭脳明晰で天然ボケというよくわからない設定。
 主人公に恥ずかしい行為を強制する逆羞恥プレイが微笑ましくて楽しかったり。
 というラブラブなシーンが楽しいのはいいけど、シリアスなシーンの間に入るとそれまでの緊張感が思いっ切り削がれてしまうのだけど。
 最後の最後に出てくる、主人公の愛車搭載のAIとのやり取りが楽しかったり。
 4人目、夕奈。
 主人公のお姉さん的存在の夕奈さん。
 過去のエピソードはすごくいいのがいっぱいなのに、現在のエピソードは今ひとつ印象に残らないのが残念。
 5人目、リサ。
 他のシナリオより、スパイ物色の強いシナリオ。
 今まで他のシナリオでやってた「古美術品収集疑惑」とか「タンカー消失事件」があっさりと片付けられてかなりがっかりな感じ。
 以上。
 ………。
 ええと、これで個別シナリオは終わりましたが、この先にもRoutesとRootsというシナリオが用意されているのですが、今日はこの辺で。
 総評も長めになる予定なので。
 続きをお楽しみに!

 でわでわ。


2003/03/15
 「マヴラヴ」、プレイ中〜。
 順調に進行して、純夏、冥夜クリア。
 続けてアンリミテッド編の冥夜もクリア。
 がんばってコンプリートするぞ〜。
 ……あ、「Routes」の感想も書かないと。
 っていうか、小説書けってば。
 いやあ、なかなか忙しくて。

 でわでわ。


2003/03/13
 かねてからの懸案だったリンク集の整理を実施。
 意外とあっさりと終わったので拍子抜け。
 あとは「Routes」感想……また後日!

 でわでわ。


2003/03/11
 「Routes」、コンプリート〜。
 なかなか楽しかったです。
 後日感想〜。
 というわけで「マヴラヴ」、プレイ中〜。
 こちらもなかなか楽しいです〜。
 がんばって進めようと思うのでこの辺で〜。

 でわでわ。


2003/03/09
 67000HIT達成です〜。
 というわけでPocketPC、LANによるActiveSyncの研究、続行中です。
 今のところ有力な仮説としては、LANカードがNE2000互換で10BASEの奴じゃないとActiveSyncで同期できないんじゃないかという説。
 ううむ、欲張ってあまり種類のない100BASEを選んだせいか?
 やはりここは10BASE、買ってしまうべきか?
 しかしそうすると出費が……。
 という事でまた頭を悩ませる今日この頃。

 でわでわ。


2003/03/08
 「Routes」、順調に進行中。
 5人クリアして、裏ルート(?)へ。
 今回は感想で書く事がいっぱいあって楽しみ。

 無事、PocketPC用のCFタイプLANカードが届く。
 とりあえず無事に、インターネット接続までは漕ぎ着けるものの、どうしてもActiveSync確立には至らず。
 むう、どうしてだろう。
 ヘルプに書いてある通りにやってるのに。
 それはそうと現在はLANケーブルが足りず、サブPCのLANケーブルを転用中。
 PocketPC向けの、細くて良さそうなのを探してこないと。

 ポイントが余っていたので、キーボードを新調。
 以前のは980円の安物で、3年間使い続けてきたのでさすがにキータッチがへにょへにょに。
 今度のは5000円超のメカニカルキーボード。
 重い打鍵感とちょっとうるさいキー音が頼もしい。
 でも指が疲れるかも。
 そのうち慣れるか。
 このキーボードとも長く付き合っていこうと思っています。

 でわでわ。


2003/03/06
 PocketPCについて調査を続行中。
 データコンバーターを使って一部のエロゲーもできるらしい。
 でもその中でやりたいなあと思うのは、放置中の「みずいろ」のみ。
 DVD版なので、音楽はどうするのだろう?
 CD版は普通にリッピングしてMP3化できるらしいけど。
 ……どうせメディアが128MBしかないからなあ。

 でわでわ。


2003/03/04
 久部蝉さんからまたしてもイラストをいただきました。
 すでに自作小説サイトから、ひとりごとサイトに化しつつある今日この頃、ダメ管理人にも見習わせたいと思います。
 ……私の事だけど。
 というわけで完全にひとりごとサイトにしてしまわないように、今日のひとりごとはこの辺で。

 でわでわ。


2003/03/02
 「マヴラヴ」、「Routes」、プレイ中。
 共になかなか楽しいです。
 お勧め。
 念願のPDA購入しました。
 というわけで写真。

 東芝のGENIOe550GX。
 あらゆるPDA中、最強の128MBのメモリーを搭載。
 最初は64MBの下位機種、同GSにしようかと思っていたんだけど、東芝通販だとGSが五万円、GXが七万円、ところがヨドバシだとGSが五万円、GXが六万円という事で、GXの方にお買い得感を感じて購入。
 cdmaone携帯と接続してのインターネット、テキスト編集環境などを構築。
 外出先でも小説執筆、ホームページ更新などができるかも。
 後日、気が向いたら詳報かも。
 あとは写真右、USB2.0接続カードリーダー。
 とにかく速い! 快適!
 USB1.1の時は遅い遅いと思っていた読み込みが非常に快適!
 デジカメ等でフラッシュメモリーを頻繁に使う人は、できるだけ早く導入を!
 ……私じゃないよ。

 というわけでいよいよ「SNOW」感想追記、Key作品比較編をお送りします。
 なお、「SNOW」及び「Kanon」、「AIR」などのネタバレを含みますのでご注意を。
 えーと、すでに多くの人が指摘しているように、「SNOW」のシナリオには「Kanon」や「AIR」との類似点がたくさんあります。
 頭がおかしいヒロイン達と特徴的な語尾、やたらとひとつの食べ物にこだわる女の子。
 他にも、狐が化けた姿だった「Kanon」の真琴と、絵から抜け出したウサギだった「SNOW」の旭。
 前世が原因で病気を持っていた「AIR」の観鈴と「SNOW」の澄乃。
 「AIR」の現代→過去→現代と時代を越えたシナリオ構成とフラグ管理もそっくりでした。
 逆にマネしなかったところ。
 Key作品によく見られる、現実味のない、めちゃくちゃな設定。
 例えば「AIR」の佳乃。
 手首の自殺未遂跡を隠すためのリボンを手首に巻いていますが、何年も取り替えてなかったら汚いだろうが! っていうかちょっと動いたら傷跡、見えそうだし。
 みたいなツッコミどころ満載の設定がKey作品では随所に見られますが、「SNOW」ではありませんでした。
 他にも「Kanon」の栞。
 がんばってがんばって、思い残す事をなくして、あれだけ綺麗に死んでいったのに……なんで蘇ってくるんや!
 しかも奇跡とか言って!
 対して「SNOW」の澄乃シナリオ。
 澄乃のために雪の中、お百度参りをする主人公。
 Key作品って、実は「きちんと努力した結果、助かる」というシナリオがほとんどなかったりします。
 あとは過去編のお話。
 「AIR」も「SNOW」も、過去が悲劇になっている点は同じ。
 だけど「AIR」は過去と関わりがあるのはほとんど観鈴だけで、他の二人はあるんだかないんだかという関わりしかありません。
 対して「SNOW」は全ての攻略可能キャラにきちんと過去との関わりがあります。
 現代と過去の関わり方についても書きます。
 「AIR」の過去編については、結局は観鈴の病気の原因という形でしか関わりがありません。
 はっきり言って、ないならないで困らないし、むしろ話の流れとして違和感がありました。
 次は「SNOW」の方。
 「SNOW」の過去編での問題点は、「結ばれてはいけない二人が結ばれてしまったために起きた悲劇」でなくちゃいけないのに、どう考えても野盗が邪魔したせいでの悲劇という点。
 過去編が「結ばれてはいけない二人が結ばれてしまったために起きた悲劇」であるなら、現代編の澄乃シナリオも「結ばれてはいけない二人が結ばれてしまったために起きた悲劇」でなくちゃいけないのに、そうなっていない事。
 結局、「AIR」と同じく病気の原因としてしか機能していないのが問題。
 対して過去編クリア後にプレイできる桜花シナリオ。
 過去編でこの世に生まれる前に死んでしまった桜花。
 両親の帰りを待ち続ける桜花が、両親(転生後だけど)の温もりを知って、天に帰っていくお話。
 ……になれば良かったのに。
 最後のシーンで桜花が泣きながら消えていったら、構成的には台無しじゃないかなと。
 もったいないところです。
 まとめ。
 色々書いたけど、「SNOW」、Key作品を良く研究しているけど、まるっきり同じにはやはりならないようです。
 「SNOW」の方がまだ素直というかわかりやすいというか。
 むしろKey作品ではわかりにくさ、想像させる余地を残しておくという手法まではマネできなかった、あるいはしなかった?
 でもそれも上手く機能していたのはONEだけかなと個人的には思うのだけど。

 でわでわ。


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