2001年11月のひとりごと

 2001年11月のひとりごとです。


2001/11/30
 ノートPCが欲しかったりする今日この頃。
 IBMの12.1型でRADEON搭載なB5サイズノートがいい感じです。
 でも使い道がなかったり。
 車も欲しいのだけど。

 でわでわ。


2001/11/27
 最近、忙しくて全然小説を書いていなかったりします。
 一話完結のシリアス戦記物とかギャグ物とか書きたいのだけど。
 ああ、「二人の英雄」とか「はぷにんぐシリーズ」とかもあったっけ。

 でわでわ。


2001/11/25
 2001年11月25日の「どきどきPrincess」の感想の補足。
 騎士道と武士道の違いについて、適当な事を書いてみます。
 騎士も武士も、基本的にはそれぞれの君主(騎士であればその国の皇帝、武士であれば当時の幕府)から土地をもらい、そこで生活します。
 土地をもらった恩義があるので、騎士や武士はそれぞれの君主のために戦い、命令に従う事になります。
 従って騎士や武士にとって一番大切な物は君主という事になります。
 あとは一族や家名も大切な物です。
 で、そんな武士道における女性観について説明しますが。
 何年か前のNHK大河ドラマ「独眼竜正宗」で、祝言を上げた(今風に言えば結婚の事です)伊達政宗に、とある僧侶が次のような言葉を伝えます。
「女は子供を産むための道具だ。この茶釜のように何も罪がないのに火にかけて使うのも、この仏像のように何も仕事をしていないのに大切に使うのも、持ち主次第だ」
 というわけで、極端な話、武家のお姫様などは「政略結婚の相手を愛し、その子供を産むのが仕事」という部分があります。
 ちなみに「どきどきPrincess」にある「政略結婚は嫌だけど、姫としての責務はするから……」などという台詞がありますが、「姫としての責務って政略結婚しかないじゃん」という事でおかしい、という事になります。
 で、そんな武士が女性を大切にするか? という事になりますが。
 自分の家族の女性であれば、当然、一族の一部であり、守るべき物の一部という事になります。
 だから大切といえば大切かも知れませんが、優先順位としては自分の仕える君主とか家名の方が高い事になります。
 で、次は騎士道における女性観ですが。
 騎士はか弱い物を守る事を名誉のひとつとします。
 か弱い存在である女性を守る事は名誉であり、そして気に入った女性から愛されるために、気高く誇り高くあろうとします。
 そして時にその愛は自らの命や名誉と引き替えにさえされるほど大切な物です。
 では騎士は自分の君主や家名より女性を大切にするのか? という事になりますが。
 中世ヨーロッパの社会においても、政略結婚はあります。
 基本的には女性より君主や家名の方が大切という事になります。
 しかし一方で、身分違いの恋とか対立している家の男女の恋とか、道ならぬ恋が悲劇的な結末に至るお話とか、若い騎士がその活躍によってお姫様の心を射止めるお話とかが、広く受け入れられたりといった現実があります。
 で、結論というかまとめですが。
 愛する女性より自分の君主や家名を大切にするのは、騎士道においても武士道においても共通の事です。
 しかしそういった価値観をひっくり返して、女性の方をより大切にした騎士物語がヨーロッパの人々に広く愛された結果、「どきどきPrincess」における「主君のために戦う武士」と「大切な女性のために戦う騎士」という誤解を生んだのではないでしょうか。
 以上。

 でわでわ。


2001/11/22
 というわけで、今日は数日前にクリアしたCronusのWindows用18禁ゲーム、「どきどきPrincess」の感想を書きます。
 「どきどきPrincess」はライトタッチなラブコメ時代劇風ADVです。
 章仕立ての構成になっていて、各章ごとに予告とアイキャッチが入ります。
 Hシーンだけでなく通常のイベントも見れる回想モードと、好感度の上がる選択肢にマークが付くヒント機能など、至れり尽くせりの便利な機能も装備されています。
 で、まずはCGについて。
 何となく絵柄が気に入って買った「どきどきPrincess」ですが。
 時代劇風ADVなので、女の子は当然、和服です。
 ですが胸元が大きく開いていたりとか、リボンっぽい物が付いていたりとか、かなり嘘臭いのはどうかと。
 イベントCGが豊富なのは好印象ですが、一方でHCGは少な目かも。
 「和服でのHを追求」というのがウリの一つなのに、H度が低いのはどうかと。
 次はシナリオ。
 ライトタッチかつ、お約束満載でベタベタなシナリオは悪くないとして。
 「時代劇風」なのに、平気で記念写真を撮ってみたりとか、思い出のアイテムが指輪だったりとか、バニー服を着せてみたりとか、水着に着替えてみたりとか、南蛮渡来という下着を試着してみたりとか、明らかに確信犯的に時代考証を無視してみたりというのはどうかと。
 一方で「物に魂が宿るという、日本独特の考え方」とかは、ちゃんと勉強してるなあとか感心してみたり。
 でも、とあるヒロインのシナリオでの「主君のために戦う武士ではなく、大切な女性のために戦う騎士になる」的なイベントは、騎士道の解釈という意味と、時代劇風ADVなのに武士道を否定したという意味と、二重の意味で疑問を感じます。
 また、シナリオ中で何度か見られるのが、「私達、友達だよね?」などと言いながら、実際に数日前に会ったばかりで、友達になったっぽいイベントも特になかったりとか、「〜という事を教えてくれたのはあなたなのに」などと言いながら、おい、いつそんな事教わったんだ? みたいな。
 総評。
 時代考証まるっきり無視とか、お約束満載ベタベタな展開を許せる心の広い方にお勧め。

 でわでわ。

※11月22日のひとりごとにて補足。


2001/11/20
 今日は槇原敬之のニューアルバム「Home Sweet Home」を買ってきました。
 先週は松任谷由実のバラードベストアルバム「swwet,bitter sweet」を買ってきました。
 何か似てるような似てないような。

 でわでわ。


2001/11/18
 ふと気付くと、OSを再インストールしたサブPCが、ドライバやらソフトやらがろくに入っていない状態だと気付く。
 でも使い道ないし。
 いつか暇な時にきちんとやる事にしよう。
 少なくともメインPCのマザーボードやらCPUやらを入れ替えた時までには。

 でわでわ。


2001/11/15
 読み切り短編としてはほぼ二年近く、連載物も含めれば三ヶ月ぶりの新作、「雨上がりの街角にて」掲載しました。
 最近の作品とは一線を画す作風ですが、よく考えてみるとToHeart二次創作に近い作風のがあったかも。
 きちんと完結している小説としては、一番短いです。
 でも書くのにかかった時間は長め。
 結構、苦労しました。

 でわでわ。


2001/11/12
 ようやく漫画版こみっくパーティーを入手しました。
 近くの本屋さんにはなく、札幌駅や大通り近辺の本屋さんにもなく、札幌市内で最大手の(笑)某アニメショップにてようやく発見できました。
 どこの本屋さんでもアンソロジーは大量に売ってるのに。
 で、感想。
 時々、アメコミ調に陰影が濃くなったり、アルファベットで叫んだりするのはこみパの作風に合わないかなあなどと。
 後はかなり強引なギャグとか、せこいダジャレとか、元ネタがかなりコアなギャグがあったりするところが気になりました。
 この辺を許容できるかどうかで評価が分かれるところだと思います。
 でも基本的にはこみパらしいノリは再現しているし、上に書いた事も漫画版独自要素という事で、個人的には許容範囲かと。
 とりあえずこみパファンは一家に一冊という事で。
 蛇足。
 163ページに出ている由宇の(推定)携帯、私のと同じ奴です。
 でも色違いか? 白黒だからよくわからないけど。

 でわでわ。


2001/11/09
 今、欲しいPC関連製品。
 プリンタ。
 滅多に使わないけど、ごくごくまれに必要になる時があるので、ちょっと欲しいです。
 HDDX2。
 年内にIBMから40GBプラッタのHDDが出るそうです。
 BarracudaATA4で挫折したRAIDの夢、再び!
 Pentium4またはAtlonXP+対応マザーボード。
 最近はPentium4に傾き中。
 大いに悩む。
 後はセットでWindowsXP。

 でわでわ。


2001/11/07
 兄がスカパーに加入しました。
 「聖闘士星矢」と「太陽の牙ダグラム」の後に「カウボーイビバップ」などを見て、あまりのクオリティの違いに愕然となったりしています。
 あとは私の人生の指南書「銀河英雄伝説」のアニメ版。
 小説と同じ台詞をしゃべっているはずなのに、何故かすごく仰々しく感じるのは何故?

 でわでわ。


2001/11/04
 10月30日から中四日、怒濤のエロゲーレビュー連打!
 というわけで、今日は同人ゲームサークル、CircleMebiusさんの第4弾、「will」の感想を書きます。
 CircleMebiusさんは、これまで江本綾さんが一人で原画からシナリオ、音楽までこなし、Silence、Timeという2本のゲームをリリースしてきました(SileceとTimeの感想については2000年8月のひとりごとを参照)。
 今回の「will」ではCircleMebius初の快挙(?)、複数スタッフにより制作されています。
 詳しい事はCircleMebiusのHPを参照という事で。
 ゲーム内容はというと、ごく普通の恋愛ADVです。
 以下、ネタバレの塊につき要注意。
 まずCGについて。
 CGは綾さんの修行の成果という事で、大幅にレベルアップしてます。
 立ち絵の表情も多彩でいい感じです。
 もっとも、イベントCGのほとんどがHシーンというのはご愛敬という事で。
 次は音楽。
 音楽はいい感じではないでしょうか。
 耳に残る曲が多い気がします。
 でも私は音楽は専門外なので、あまり感想は当てにしないように。
 同時ゲーム初(?)の男性ボーカルGeorge=AiraさんによるOP曲もいい感じです。
 でも女の子たくさんほんわかムードの本作に合っていたかというと、ちょっと疑問。
 で、肝心のシナリオですが。
 本作ではこれまたCircleMebius初! 6キャラ攻略可能になっています。
 というわけでクリアした順番に。
 まずは主人公の幼なじみでメインヒロインの高原悠。
 ちなみにシナリオはSileceとTimeでシナリオ原案を務めた篠原葉月さんです。
 SileceとTimeの原案の方という事で、雰囲気的には前2作に近いシナリオだったと思います。
 前2作では余分なシーンがあったりと、シナリオの長さに振り回されているような印象を受けましたが、今回は前2作より短いという事もあり、構成的にはうまくまとまっていたと思います。
 一方、悠が悩んでいる理由ですが。
 悠自身が物心つく前から別居していて顔も知らない母親と父親が正式に離婚する、というのでは説得力に欠けるかな、と思いました。
 悠の母親もきちんと出して、両親の喧嘩とか仲の冷め切ったシーンとかも書いて、その上で離婚をやめさせるとか、あるいは離婚に前向きな意味を持たせるとか、そういう方向を期待したいところです。
 でも本作の6本のシナリオの中では一番の好印象。
 2番目は、CircleMebiusではもはや定番となった、妹メイドの柚野ちひろです。
 シナリオは弥生霞さん。
 ご都合主義の記憶喪失と、元ネタがわかりづらいギャグはやめてもらいたいところ。
 シリアス部分でも、それぞれのシーンで泣いてもらいたいのか喜んでもらいたいのか、まるで考えていないように思えました。
 「この先を想像してもらえるようなED」、という事ですが、そもそもシナリオが始まってさえいないような印象でした。
 私信。
 「夜が来る!」の主題歌「A night comes!」のフルバージョンはアリスソフトのHPに置いてあると思います、弥生霞さん。
 次、三人目は主人公の担任の神無月美織。
 シナリオは320cmさん。
 お話としては悪くないと思いますが、あくまでも男女の恋愛のお話ではなく、教師と生徒のお話という感じでした。
 結果、Hシーンに突入すると、「自分の生徒に身体でお礼をする問題教師」になってしまった気が……。
 あと、美織先生に対するイジメをやめる理由が、「副担任よりマシ」というんじゃ報われない気が……。
 四人目は近所に住む綺麗なお姉さんの早瀬かすみ。
 シナリオは悠と同じく篠原葉月さん。
 他に比べて圧倒的に短かく、シナリオと呼ぶほどの物かなあというような、取って付けたような印象。
 でも松茸が楽しかったので好印象。
 五人目、入院中の元クラスメート水上潤。
 シナリオは柊ゲオルグさん。
 ラジオとかカクテルとか、色々と工夫が見られました。
 一方でそういった表面の部分だけを取っ替え引っ替えして、肝心のキャラクターの内面描写がおざなりになっているような気がしまた。
 今度こそ引っ越したはずの潤がやっぱり転校していなかった理由がどうしても不明。
 最後、6人目はちひろの友人で神社の巫女さんの柿崎早苗。
 シナリオは漣樹希さん。
 何というか、普通のシナリオという印象でした。
 巫女さんなのに神様を信じていない、という設定があまり痛くなく、有効に生かされていない気がします。
 あと、細かいところでは、昔の事故現場に置いてあった花束は誰のための物? という疑問も。
 シナリオ総評。
 全体としては、完成度という点では悪くないと思います。
 一方で、シナリオの書き方が市販のゲームの物まねというか、方程式通りというか、目新しさもそれぞれのシナリオライターさんの主張も感じられませんでした。
 また、主人公や悠、ちひろなど、書く人によってかなり印象が変わるのも気になるところでした。
 総評。
 全体の出来は悪くないと思います。
 っていうか、下手な市販ゲームよりよっぽど丁寧に作ってある印象。
 でも「ゲームを作りたいから作った」というだけで、「こういうゲームを作りたかった」という部分が感じられなかったのが残念です。
 どうしても利益を確保しなくちゃいけない市販ゲームより、同人ゲームの方が色々と冒険ができると思うのですが……。
 今回はCircleMebius初の複数スタッフによる制作という事で、大目に見るべきでしょうか?
 次回作は今作の経験を踏まえた作品を期待したいところです。
 ちなみにCircleMebiusのHPは「江本 綾のお絵描き♪」からどうぞ〜。

 蛇足、というか私信。
 上に書いた文章はあくまでも私個人の感想です。
 同じゲームをして、文句たらたらの人もいれば、手放しで賞賛する人がいても不思議じゃないし、むしろそうなるのが当然です。
 というわけであまり深刻に受け止めて落ち込んだりしないようにしましょう。

 でわでわ。


2001/11/01
 漫画版「こみっくパーティー」が発売になったという情報を入手したので本屋さんに行って来ました。
 でもコミックアンソロジーは売っているのに、肝心の「元ネタ」が売っていなくてがっかり。
 仕方ないので適当に立ち読みして帰る。
 以上。

 でわでわ。


 トップページに戻る