1999年8月のひとりごと

 1999年8月のひとりごとです。


1999/08/28
 本日、「私のほーむぺーじ」は記念すべき14000HITを達成しました。
 おめでとうございます。ぱちぱちぱち。
 って自分で言うな、自分で。
 とりあえずこれからも「私のほーむぺーじ」をよろしくお願いします。
 1周年記念リニューアル、がんばるぞっと。

 でわでわ。


1999/08/24
 7月26日のひとりごとで、マイカル小樽でしか売っているのを見た事がないと紹介した「ごくごくミルクコーヒー」ですが、札幌の東苗穂サティの東駐車場近くの入り口の自販機でも売っているのを発見しました。
 行ってみる機会があれば、ぜひ一度お試しあれ。
 ……だけどなんてローカルな話題を全世界に発信しているんでしょう、私って。
 っていうかもっとまともな事を書けよ、私。

 でわでわ。


1999/08/21
 先日、MicrosoftのFrontPage2000を購入しました。
 言わずと知れたマイクロソフト謹製のホームページ作成ツールです。
 旧バージョンのFrontPage98と比べて、CSSなどへの強化が図られた他、実際にブラウザで開いた時に近い画面で編集できるようになり、また今までは編集途中のファイルも、発行の操作を行なった時に勝手に発行されていたのが、発行の対象から除外できるようになったりと、かゆいところに手が届くバージョンアップが図られました。
 ところが……。
 私のところではどういうわけか、98の設定を引き継いだはずなのにホームページの更新ができなくなって困っています。
 どうなってるんだマイクロソフト。
 金返せビルゲイツ。
 というわけで今もFrontPage98を使っています。
 悔しいのでFrontPageもやめて自分の手でHTMLを書こうかと画策中。
 この際だからWindowsもやめてLinuxにしようかな。
 ……………。
 …………。
 ………。
 ……。
 …。
 あ、でも18禁ゲームができない……。
 やっぱり愛してますわ♪ マイクロソフト様♪

 でわでわ。


1999/08/17
 暑くて小説を書く気が起こらない今日この頃、みなさんはお変わりありませんか?
 ってそれは私だけか。
 今日はKeyから発売されたWindows用ゲーム「Kanon」の感想を書こうと思います。

 Keyは「ONE〜輝く季節へ〜」が大売れしたTacticsのスタッフを中心に作った新ブランドです。
 そういうわけで、シナリオも原画も音楽もほとんど同じスタッフが作ってたりするようです。
 ゲーム内容について説明すると、7年ぶりに帰ってきた雪国の街で、幼なじみのいとこを始めとする女の子と出会い、物語が始まる、という感じです。
 ONEを作ったTacticsのスタッフが中心らしく、シナリオ重視でゲームシステムなんかどうでもいいって感じのゲームです。

 まずはCG。
 ONEの時に議論を読んだ桶上いたるさんの原画です。
 彩色がONEとは比べ物にならないくらいキレイになっていてびっくり。
 でも原画レベルではほとんど変わらないかも。
 歌の付いたオープニングとエンディングも含めて、演出面でも大幅にパワーアップしています。

 次はシナリオ。
 大幅にネタバレを含みますので、未プレイの方は注意。
 ちなみに私がクリアした順番に書きます。

 まずは川澄舞。
 一人、夜の学校で魔物と戦う少女。
 クールでミステリアスな少女、と見せかけてボケをかましてくれますが、クールでミステリアスという部分を強調するより先に、景気良くボケをかますのは個人的にはどうかと。
 また、シナリオの前半は舞と佐祐理と主人公の三人を中心に話が進んでいたのに、最後の夜だけ佐祐理をほっぽりだして、舞と主人公の二人だけで話を作ってしまうのはいかがなものかと。
 結果的に舞の過去の話が駆け足になっていますし、肝心のクライマックスで盛り上がってる時に「そういえば佐祐理さんって何のために出てきたの?」などと思ってしまいました。

 二人目は倉田佐祐理。
 舞の親友でおっとりとしたお嬢様。
 サブキャラ扱いの彼女ですが、一応、申し訳程度にエンディングが付いてます。
 彼女のシナリオの中心になるのは、彼女の弟の思い出。
 おっとりした彼女に似合わずヘビーな過去ですが、ONEの折原浩平君の過去とそっくりで衝撃薄し。
 本来は舞シナリオに含まれるべき設定が、入りきらなかったから仕方なく独立したシナリオになっている印象。
 個人的に佐祐理さんイチオシ。
 でもHシーンがなくてガッカリ。

 三人目は沢渡真琴。
 記憶喪失なのに主人公が憎いという感情だけを持っており、主人公の事を付け狙うという少女。
 前半はドタバタと愉快なストーリーですが、後半は真琴の正体が狐である事がわかり、徐々に人間としての機能を失っていく様子が痛々しくていい感じです。
 クライマックスの時に思った事。主人公の事が憎い、という設定はなんだったんでしょう。

 四人目は美坂栞。
 病気のために長い間学校を休んでいた、主人公の1年後輩の少女。
 いいシナリオなんだけど……なんていうか病気で死にそうな女の子が出てくるお話をハッピーエンドにすると、奇跡的に病気が治るか、死んだ人間が蘇るしかないのは誰にだって予想できる事。
 栞が助かるのは「奇跡」というよりは「ご都合主義」としか思えないのは私だけでしょうか。
 それと他のヒロイン(サブキャラ扱いという事で倉田佐祐理は除く)が、以前に主人公と会っていたという設定があるのに、栞だけがないのは何故でしょうか。
 栞シナリオ固有の問題ではありませんが、大切な女の子が死んでいく、という展開は、真琴シナリオとよく似ています。
 確かにキャラクターや設定などに違いはありますが、主人公の心の動きやストーリー的な手法などはほとんど変わらず、違うシナリオをやっている気がしません。
 さらに真琴シナリオにおける天野美汐と、栞シナリオにおける美坂香里の役割は全く同じです。
 ついでに、手首を切る、という展開も佐祐理シナリオと同じですね。

 五人目は水瀬名雪。
 7年ぶりに再会したいとこの少女です。
 なんていうか、ONEのみさき先輩が幼なじみだったらこんな感じかも知れません。
 主人公から名雪に告白するものの、過去の出来事のために名雪は素直に主人公の告白を受け入れられない……という展開は、男女を入れ替えて過去の思い出をなくしてみるとONEの瑞佳シナリオと大差なし。
 それを考えると過去の思い出にどれだけ意味があったかは疑問。
 さらに上記のストーリーの後に、どうして秋子さんが交通事故で死にそうになるというストーリーがつながるかは大いに疑問。

 六人目は月宮あゆ。
 このゲームのメインヒロイン(らしい)で、引っ越し早々の主人公とぶつかる辺りがドラマチックだが、実は食い逃げ途中だったというオチがつきます。
 ちなみにオープニングの最後で、背中に大きな羽の生えたあゆを見て思い付いた一発ギャグ。

 祐一「…ところで、この羽は何なんだ?」
 あゆ「うぐぅ…ボク、祐一の天使になるもんっ」
 祐一「…なんだよ、それは」
 あゆ「最近、はやりなんだよ」
 祐一「まあ、確かにはやっているかも知れないが…」

 それはさておき……。
 メインヒロインだけあって、過去の回想と他のシナリオとの関連で大幅に差別を受けているように思います。
 設定が豊富な分だけ、シナリオにややまとまりが足りない印象。
 特に秋子さんが病気で倒れるイベントは、あゆシナリオとしても蛇足だし、名雪シナリオでもほぼ同じイベントがあって二重の意味で蛇足ではないかと。

 最後にまとめとして。
 色々と文句を付けましたが、それぞれのキャラクターのギャグの面はONE同様、とっても魅力的だったりします。
 個人的にはシリアスな設定、シナリオについては色々と文句があったりします。
 それぞれのシーンやセリフはとっても魅力的なのに、シナリオ全体を見てみると関連性や意味合いが疑問なイベントが並んでいたりする点がONEそっくりという気がします。
 もうひとつ苦言を言わせてもらうと。
 私はTacticsとKeyのゲームを、ONE、MOON、Kanonの順にプレイしました(結構この順番は多いかも)。
 それで気付いたのは、MOON、ONE、Kanonと続く、TacticsとKeyの一連の作品では、大きな共通点がある事です。
 それは「過去の設定であれ現在のストーリー展開であれ、とにかく大切な人がいなくなったり死んでしまったりする展開に頼ってしまう」という事です。
 誉める人は「大切な人がいなくなった悲しみを乗り越える姿を追求しているのだ」とか言うのかも知れませんが。
 ひとつだけならともかく、三作も続くと、個人的にはワンパターンでシナリオの先が読めてしまう気がします。
 できれば次回作にはもうちょっと毛色の違った作品を期待したいところです。

 でわでわ。


1999/08/13
 今日はKanonの感想でも書こうかな、とか思ってたら、知らぬ間にこんな時間。
 Kanonの感想はまた今度という事で。
 だけど最近、ゲームやってないなあ。

 でわでわ。


1999/08/09
 最近、私の住んでいる北海道では暑い日が続いております。
 暑い日には涼しい話題という事で、北海道在住の私が雪国を舞台にしたゲーム「Kanon」の雪国がどれだけ正しいかをチェックしてみます。

 Kanonの屋外の背景CGは、ほとんどが当然のように雪が積もっています。
 しかし北海道の雪はもっとたくさん降ります。
 水瀬家の前のCGなどを見ても、北海道では普通に見られる、除雪して道の脇に積み上げた雪の山がありません。
 さらに学校の中庭のような、冬になると誰も立ち寄らないような場所は、数十センチ以上雪が積もって、誰も足を踏み入れられなくなるのが常識ですが、「Kanon」ではそのような事はありません。

 あとは栞シナリオにおける2つの間違い。
 栞シナリオでは、栞が中庭でアイスクリームを食べ、冬にアイスクリームを売ってるなんて非常識だ、とかいう表現が見られます。
 しかし冬は暖房のせいで空気が乾燥する北海道では、冬でもアイスクリームは売れますし、店頭にも並んでいます。
 さすがに屋外で食べる人はいないと思いますけど。
 というよりは公園のベンチなど、屋外で座って物を食べれるような場所は、雪で埋もれてしまいますけど。
 もうひとつは噴水。
 栞シナリオでは、公園の噴水が重要な演出のポイントになっています。
 冬でも噴水を止めないのは凍ってしまうからだという説明があります。
 しかし北海道では常識的に、冬期間は昼も夜も噴水を止めてしまいます。

 以上のように「Kanon」の舞台である雪国と北海道を比較すると、いくつもの不自然な点が見付かります。
 従ってKeyのスタッフは本当の北海道という物をわかっていなく、いい加減に雪国という舞台を描いたと思われます。

 なお、「Kanon」の舞台である雪国が、現実の雪国、北海道とかけ離れた物であったとしても、ゲームの評価とは何ら関係がありませんので、あしからず。

 そういえば商店街の表の車道って、一方通行なんですね。

 でわでわ。


1999/08/05
 餅乃龍さんのホームページ「ハッピーエンドのかけら」で、インターネット上で公開されているDNMLを集めてCD−Rに収録し、夏コミで販売するという計画が進行しています。
 私が作った「ウソから出たマコト?」DNML版も収録されますので、もし夏コミに行かれる方がいらっしゃいましたら、よろしくという事で。

 でわでわ。


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