1999年5月のひとりごと

 1999年5月のひとりごとです。


1999/05/31
 今日はサターン用ゲーム「街」の感想を書こうと思います。
 なんだか今さらという気もしますが、あんまり気にしないで下さい。
 このゲームはLeafのヴィジュアルノベルシリーズの原型となった、チュンソフトのサウンドノベルシリーズの最新作です。
 ゲーム内容を簡単に紹介すると、渋谷というひとつの街を舞台に、8人の主人公を交代に操作してストーリーを読み進むゲームです。
 それぞれのストーリーは微妙に絡み合い、ある主人公の行動のために別の主人公のシナリオがバッドエンドになったりもします。
 8人の主人公は、一人はフランス外人部隊の兵士だったり、一人は必死でダイエットする女の子だったりと個性的で、それぞれのシナリオに必要な専門知識など(例えば外人部隊とか、映画撮影の現場で使われる用語とか、ダイエットについてとか)もよく調べてある印象を受けました。
 シナリオを進めるには、あるシナリオがバッドエンドにならないような選択肢を別のシナリオで選んだり、途中で止まったシナリオを進めるために別のシナリオからザッピングしたりする必要があり、そういうのを探すのもこのゲームの楽しみのひとつです。
 でも一番楽しかったのはTips(重要な単語の意味などを表示させる機能。今、あなたが読んでいる場所のような物。結構笑える事や意外な事が書いてあったりするし、ここからザッピングする事も多い)だったりして。
 強いて難点を挙げるなら、それぞれのシナリオにちょっと強引な部分があった事。
 例えば雨宮桂馬のシナリオの謎解きはかなりこじつけっぽい気がしますし、市川文靖や高峰隆士のエンディングはちょっと納得いかないし、篠田正志のシナリオの七曜会の顛末も知りたかった気がします。
 でもそれ以上に魅力的な部分もあるますし、今買うと安いので(笑)、やってみて損はしないと思います。
 8人全員をクリアした後にできる「青ムシ抄」は必見。

 でわでわ。


1999/05/28
 先日、最新のヒット曲をMP3で圧縮してHP上で公開していた学生が逮捕されました。
 今までHPから撤去くらいは聞いた事はありましたが、逮捕されたという話は聞いた覚えはありません。
 なんだか今さら、という気もします。
 新聞記事を読んでいると、MP3を置いた違法サイトの実態と一般の人の認識はかなりかけ離れているような気がします。
 「MP3という最新技術を用いて……」などと書いてあると、大層難しそうな気がしますが、実際はインターネットと繋がったパソコンがあれば、適当なフリーソフトをダウンロードしてくるだけで簡単にMP3は作れますし。
 「捜査員が発見して……」などと書いてあると、MP3を置いた違法サイトがごく稀少で、偶然みたいな確率で見付かったような印象ですが、実際は探せば探しただけ見付かる物です。
 今後、警察が取り締まりを強化して違法サイトを駆逐、という事になるのでしょうか?
 そうはならない気がします。
 結局はイタチゴッコで、たまに摘発されるだけになると思います。
 個人的意見を言えば、摘発される覚悟を犯してMP3をHP上に置いている人の気が知れません。
 ダウンロードするのはCDを買わずにすむので得なのですが。

 でわでわ。


1999/05/24
 先日、任天堂の次世代機の仕様の一部が発表されました。
 以前に「BeOSが乗ってたら面白いのになあ」とか書いたら、しっかりIBMのCPUが乗ってるし。
 という事はMacOSが乗るのかしら。
 それはそうと64DDってどうなったんでしょう。
 なんかDCのZIPの方が先に出そうな気配。

 でわでわ。


1999/05/20
 今日はDC用ゲーム「まぼろし月夜」の発売前レビューを書こうと思います。
 なお、このレビューはドリームキャストマガジン5月28日増刊号の記事だけを参考に書いています。
 このゲームは、今、流行のToHeart風の画面構成のビジュアルノベル形式の恋愛アドベンチャーゲーム……らしいです。
 メーカーはシムスという会社のようです。
 なんでも主人公の曾祖父の恋人だった女の子の幽霊が出てくるゲームだそうです。
 まずは絵。
 なんか変。
 あんまり好きになれないです(個人的意見)。
 それで画面写真のテキストを見ていると……。
 送り仮名と漢字の間違い、それぞれ1カ所発見。
 「ここじゃあ煩いから、どっか行こうか」というセリフがありますが、「煩い」は間違いで、「煩わしい」が正解。
 ついでにここは「煩わしい」じゃなくて、「うるさい」とか「人がいるから」とか、あるいは「ゆっくり話せるところに行こうか」とかの方が適切なシチュエーションだと思います。
 もうひとつは「屑折(くずお)れた」という文章がありますが、これは「頽れた」が正解。
 っていうか難しい漢字を使うよりは、素直にひらがなで「くずおれた」と書いた方がいいと思います。
 シムスの方、あるいはシムスに知り合いがいる方、もしこれを読んでいたら(いないと思うけど)、きちんと直しておきましょう
 ちなみにATOK12ではきちんと「頽れた」が出ますが、IME98では出ないようです。
 従ってシナリオ書いてる人はATOK12は使っていないようです。
 次は女の子の基本設定など。
 「まぼろし月夜」には9人の女の子(たぶん幽霊含む)にエンディングが用意されてるそうです。
 一人が大正育ちのお嬢様の幽霊で、もう一人が主人公の後輩で、幽霊の女の子を憑依させる事がある、快活で強気な女の子、だそうです。
 しかし「幽霊を憑依させる」というシチュエーションの面白さは、普段は強気で生意気な女の子が、幽霊に憑依されてしおらしくなるとか、その逆に普段は消極的で大人しい女の子が、後で恥ずかしくなるくらい明るく積極的になるとか、そういうところにあると思います。
 そういう観点から見ると、後輩の女の子は絵的にはそれほど強気そうに見えないし、だけど設定には快活で強気だとしっかり書いてあるし、中途半端な印象です。
 実際のシナリオではどんな感じになっているんでしょうか。
 もうひとつ気になるのは、「幽霊と幽霊を憑依させる女の子」というシチュエーションがウリのゲームらしいのに、上記二人の女の子の他に7人の女の子(たぶん幽霊云々の設定とは関わらない)がいる事です。
 このゲームを買う人はきっと幽霊云々のゲームだと思って、幽霊云々のストーリーを期待していると思いますが、それなのにそれ以外のストーリーが7人もあるというのは、ちょっと変な気がするのですが。
 恋愛ゲームを作りたいのか、それともアドベンチャーゲームを作りたいのか、その辺りがはっきりしていない気がします。
 それではそろそろまとめに入ります。
 たった見開き2ページの記事でこれだけひどい事を書ける私は、やっぱりかなり性格が悪いという事でしょうか(笑)。
 「まぼろし月夜」は、そんな私の心配が杞憂に過ぎなかったと胸を張って言えるような、素晴らしいゲームになる事を期待しています。

 でわでわ。


1999/05/17
 先日、ひとりごとで「スタイルシートでも使ってみようかなあ」とか書きましたが、色々考えていると、ホームページ自体を全面的にリニューアルしたくなりました。
 そんなわけで、あーいうのがいいか、こーいうのがいいかと、空想を膨らませている今日この頃です。
 とりあえずスタイルシート導入はまだまだ先になりそうです。

 でわでわ。


1999/05/13
 最近はアクセスカウンターの他に、UltraRankingというページのアクセスログの集計をやってくれるサービスを使ってます。
 それによると、ここ10日ほどIE3.0やNetscape3.0などでのアクセスがないようです。
 それならスタイルシートでも導入してみようかなあとか考えています。
 スタイルシートなら行間がきっちり決めれるのでので、小説が読みやすくなると思います。
 何はともあれ、スタイルシートの勉強しなくては。

 でわでわ。


1999/05/10
 ぱんぱかぱ〜ん!!
 1万ヒットたっせ〜〜〜〜〜!!!
 これもひとえに皆様方のおかげですぅぅぅぅぅっっっっっ!
 そこで今日は日頃のご愛顧に感謝して……などと言ったらまるでデパートのバーゲンセールのようですね。
 しかし1万ヒットという数字というのも微妙な数字です。
 一般に小説系ページというのは、絵描き系ページなんかに比べてアクセス数はあまり多くないような気がします。
 募集専門とかリンク集とかはかなりアクセス数が多いですが、基本的に一人で小説書いて1万ヒットというのは結構大変な気がします。
 あ、18禁小説中心もアクセス数多いですね。

 この1万ヒットという数字の中には、色々な人が含まれています。
 私の個人的な友人、このHP以外で知り合った人、掲示板に書き込んでくれた人、メールをくれた人、アンケートに答えてくれた人、などなど。
 まあ、中には音信不通な人とか、一度アンケートに答えてくれただけの人とか、どうしているのか気になる人もいますが。
 でも1万ヒットという数字よりも、これらの出会いのひとつひとつの方がずっと大切だと思いますし、これからもそういった出会いが増えていけばなあ、と思います。

 何はともあれ、これからも「私のほーむぺーじ」をよろしく!
 あ、1万ヒット記念CGとか小説とか随時募集中なのでよろしく。

 でわでわ。


1999/05/07
 今日はムービックより発売になりました、小説「ONE〜輝く季節へ〜3」の感想を書きます。
 1巻の瑞佳編、2巻の茜編に続いて3巻はみさき編です。
 1巻は絵はゲーム中のCGをスクリーントーン処理した物だけで、2巻は新しく描いた絵(でもゲームと違う人)も混じっていましたが、3巻は全て新しく描いた絵です。
 ただし基本的にゲーム中のCGと同じ構図なので、あまり見所はないかも知れません。
 1巻はゲームと同じように主人公の視点で、2巻は茜の視点でしたが、3巻はまた主人公の視点になってます。
 申し訳程度の加筆修正だった1巻と違い、今回はかなりきちんと加筆修正してある印象です。
 単体の作品として評価すると、今までで一番完成度が高いかも知れません。
 一方で疑問な点もちらほら。
 まずはみさき先輩の小学生時代のエピソードをあちこちに埋め込んでいますが、基本的に驚くような内容がなく、あまり効果があったとは思えません。
 ゲーム中でもみさき先輩の失明の原因はちらっと匂わせるくらいしか触れられていませんが、浩平にとってはみさき先輩が盲目である事が重要なのであって、失明の原因はどうでもいい事ですから。
 次は浩平が消えるシーン。
 完全に浩平が消えてしまって、章分けしてから、みさき先輩が誰もいないベンチに話しかけるようになってます。
 浩平が消えてしまう事が完全にわかってからみさき先輩が誰もいないベンチに話しかけるシーンになるので、2つのシーンが自然に繋がっていたゲームと比べると衝撃が弱くなってしまって残念なところ。
 次は浩平の卒業式のシーン。
 ゲーム中では「卒業生365名」とアナウンスされ、みさき先輩が「違うよ、366名だよ」と言うシーンが個人的にすごく好きだったのに、小説中では「366名」の辺りがなくなっていて残念でした。
 あとはみさき先輩はいい言葉とか大切なセリフとかがたくさんありますが、会話の流れやセリフの分け方が良くないせいで、重要な言葉がさらっと流れてしまうのが気になりました。

 まとめとしては、今までのシリーズの中では一番完成度は高いですが、すでにONEをプレイした人にとってはあまり見所はないと思います。
 ONEをまだ知らない人に読ませるには、今回の3巻が一番いいと思います。

 今までの2冊は、発売から1ヶ月くらいしてから感想を書いてましたが、今回は一週間くらいでタイムリーに書けました。
 だけど感想を書いた以上、同じ失敗はできないのが辛いところです。

 話は変わりますが、主人公が初めて澪に会うシーン。
 PC版ではうどんをこぼしたのかラーメンをこぼしたのかわからないですが、PS版ではラーメン(CGから推測)に、小説版(3巻)ではうどんになってます。
 不思議ですねー。
 本当はなんだったんでしょう。

 でわでわ。


1999/05/04
 今日は思わずDNMLなど作ってみました。
 といっても中身は前に書いた小説と一緒なんですけどね。
 DNMLを作った花梨さんに感謝!

 でわでわ。


1999/05/03
 今日は「ウソから出たマコト?」を書き上げた感想でも書こうと思います。
 今回、一番きつかったのは、例の「暗い小説書きたい症候群」が出た事でしょうか。
 おかげで前半は書くペースが遅く、たぶん4、5日は遅れたと思います。
 後半は盛り上がる場面でしたので一気に書けましたけど。
 最近思うのは、こういう二次創作って、女の子よりも主人公の方がずっと書くのが難しいんですよね。
 女の子はだいたい個性がはっきりしていますけど、主人公はそれほどはっきりしていません。
 今回も「う〜ん、ちょっと折原浩平君かな〜」とか思いながら書いてました。
 言い換えると、こういうゲームの主人公って書いた人の個性が一番出やすいのかも知れません。
 まあ、野郎の事なんか誰も気にしてないと思いますけど。

 でわでわ。


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